<テレビを処分しました。>

 アフターコロナで大きく時代の様相が変わったように感じます、そこで、今までの生活を見直すことができないかと考え、まずはテレビをなくしたらどうなるかチャレンジしてみました。新しいことにチャレンジしなければ惰性に流される気がした次第です。

しかし、そうは言ったものの『テレビの処分』は思ったほど簡単ではなかったのです。

ある時、知人と話していた時「毎日、結構忙しいのですよ!」と言われました。

それでは、「毎日、何をされているのですか?」とお聞きすると、これといったこともないのです。自分に当て嵌めても同様です。

 昨日は何をしたか?と振り返ってみたものの、これといったこともなく、ソファーに座わりつつ、ぼーっとテレビを見ていただけなのです。

 では、それほど記憶に残る素晴らしい番組だったかと言えば残念ながら殆ど覚えていないのです。しかも、忙しく感じる毎日なのです。予定していることがありながら、出来ないので忙しく感じることが分かり、思い切ってテレビを処分しました。

 結果は、一日が非常に快適で、何事にも計画的に進みつつ充実しています。特に、高齢者の皆様(高齢者の9割がテレビを見て一日を過ごされているとの報告があります)、テレビを見ることを止めて外に出て人と会話するか、太陽に当たり動いてみませんか?会話が大事であると、「世界の偉人・賢人の言葉」からも教えられます。そして、読書をしてみませんか。


<こんな年寄り4人の会話が、団地の公園でありました。>

ある晴れた暖かい日の午後、私が住む団地の公園で、4名の老人がベンチに座って話をしていました。何気なく耳を傾けると次の会話が始まりました。

A:「この間、家族で話し合いがあってよ。それで、息子からテレビを買い替えると聞いたんだわ。」

B:「ええのう!テレビを買換えるとか!」

C:「親孝行な息子や!立派なもんだわ。」

A:「それがよ、4Kとか言いよったんよ。何のことか分からなかったけどよ」

D:「4Kかよ」

A:「うん、4Kなんだよ」

D:「そう言えば、この間病院の先生がおっしゃっていたけど、たしかKに気をつけなさいと言われたよ。」

A:「Kって何かね?」

D:「病院の先生が言うには、Kとは、”蹴躓く(けつまづく)な”、”転ぶな(ころぶな)”、”血圧は低く”、あと一つは、え~と、街の”健康診断を受けなさい”とね。」

B:「そういや、この間、嫁から叱られたよ。孫にこずかいを渡したら、”勝手にこずかいを渡さないでよ!”ってね。」

A:「勝手に小遣いか‥‥‥‥。」

D:「ワシのところでは、孫がもう相手にしてくれんわ。おじいは、”きも~っ”て言いよってね。」

A:「最近の若い人の会話は、理解できないね」

C:「俺も、ばあさんに言われたよ。いつも、”小綺麗”に、そして”心優しく”して下さい。それが老後の秘訣ですよとね。女は強いね!ワッハ、ハ、ハ」

A:「小綺麗で心優しくか‥‥‥‥。何かと歳をとると大変だな!」

AとB:「これじゃ、8Kだね! ワッハ・ハ・ハ!」


ブランコに座って、それを聞いていた街の電気屋の若い衆が突然立って、

電気屋:「4Kというのは、4K解像度といってKは1000を表し、横2000×縦2000前後の画面解像度に対応した名称です。今までのフルハイビジョンの4倍の画素数の映像です。」と解説を始めました。しかし、4人の老人は、ポカンとして聞いていた後、呟いた一言が

A:「しかし、画素数が細かいといっても、ワシらの眼は近視・遠視・老眼そして、この間は、白内障を患ったし、眩暈や立ち眩みまでするのに、むずかしい”4K”と言われてもね~。」

 と言われて、電気屋の若い衆は唖然として何も言わずに帰って行きました。その後、Aさん宅の4Kテレビへの買換えは、進んだとか中止になったとかは未だ聞いていません。

<必要があれば、テレビを処分する方法、テレビを処分した後の生活、そしてテレビに求めること等々を、テレビ愛好家として、データを基にしてお話(講演)をさせて戴きます。>

テレビメーカの皆様に、是非『頑張れ‼』と熱いエールを送りたいと思っています。

                       <うちの団地の公園で>


紙本技研株式会社

弊社は技術開発に対して基盤となる『計測技術』を駆使し、さらに技術情報ネットワーク(産学連携)とIT技術を駆使して、できるだけ早く貴社の課題解決を図るべくお手伝いをさせて戴きたいと思っています。

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